2009年8月20日木曜日

冷え症の韓方治療

女性性器からの分泌物を総称して帶下と言うが、よく冷えとも言う。このような性器の分泌物は子宮頚部や外陰部の膣の周りの分泌機関から出るのが大部分で、正常な場合はその分泌物は膣の外には出ず、また無色無臭でなくてはならない。

しかしそのような分泌物が生理的な状態以外においてその量が増えたり外陰部だけではなく下着を濡らして濃く黄ばんだ色や緑、赤、ひどい場合は茶色に変色した状態で現われる。血液や異常組職物を含み、臭いも特有の悪臭を現わす場合には正常と判断することができない。女性の性器、すなわち子宮やその他の卵巣、卵管などの附属器に気質的な病変を誘発し、軽い子宮頚部や子宮内膜の炎症からひどい場合は悪性の腫瘍、すなわち絨毛上皮腫、癌などを引き起こす可能性もある。


何らかの症状が現われたと判断された場合、治療のまず最初の段階として粘液を採取する方法をとるが,この症状の原因菌としてはカビの菌の膣カンダダ症(カンジダ症)と性病に属する膣 トリコモナス症そしてこれらには属さない雑菌性の3つがある。


カンダダ症の場合、クリーム状の乳白色の帶下が現われトリコモナス症の場合は緑色のかゆみを伴った症状が現われる。気質的な異常を持つ場合には二次的余病として炎症反応を起こし不妊症のひきがねとなる。したがって早期に正確な原因菌を見つけ出して治療をした方が良い。しかし冷帶下は不妊の直接的な原因にはならない。膣内には、誰でもある程度の菌が存在していて、菌自体に問題が発生する場合もあるが、悪性の菌に勝つことができない。弱くなってしまった患者の体の状態に不妊の原因がある。


韓方医の治療は、患者の体の具合を調節する為に菌を消滅させながら、湿っている部分を乾かし菌が体内で繁殖できないように韓方薬を服用しながらよもぎやササンジャ,コサムやチョクチョのような韓方薬を草で作った袋に入れ熱いお湯に入れて溶かして腰湯(盥に湯を入れ腰から下だけを洗うこと。座湯とも言う。)をするように膣の周りを洗う外用法で治療すると良い効果が得られる。

なんでも医療相談しましょう。

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